黒い来訪者・・・。

その日は昼間に降った雨の影響か、とても蒸す夕方でした。

私はいつものように子供を児童館と保育園に迎えに行き、帰りの車の中では

「お父さん、帰ったらセミ取りに行っていい?」

「明るいから良いけど10分か2匹捕まえるまでね。」と何処にでもあるような親子の会話が飛び交いながらの帰宅となりました。

長男と次男はすぐ近くの木へセミを取りに、私は二人には着いていかなかった娘と庭で少し遊んでいました。

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10分もしないうちに「2匹捕まえた」と男の子たちが戻ってきました。

「セミは捕まえたらすぐ逃がす」が我が家のルールなので、長男たちは庭先で2匹のセミを逃がします。

「さあ家に入ろうか」と言う私の言葉にすぐに反応したのは娘だけ。

長男たち二人は、今度は庭にセミがいないかと庭にある背の低い木を必死で見て回っています。

 

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私が夕食に使うための鶏肉を早く解凍せねばと思いながら、娘が話す今日一日の出来事にうんうん頷いて、靴を脱ごうとしたその時でした。

「お父さん!!!」

長男のけたたましい叫び声が聞こえ、私はすぐにこれはただ事では無い事を直感し、サンダルを履く事も忘れ長男たちのもとへ向かいました。

 

駆けつけて見ると、そこにいたのです。

真っ黒な訪問者が・・・。

 

 

 

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そう、コウモリの子供です。

体の大きさも朝顔の葉っぱよりも小さく、庭の塀の日陰の部分に逆さに張りついています。

足はつまようじほどの太さで、めちゃめちゃ可愛いんです。

あまりの可愛さに長男に捕獲を命じましたが、ビックリして飛んでいってしまいました。

後で知ったのですが、野生のコウモリは飼育が難しい上に勝手に飼ってはいけない様だったので逃げてくれて正解でした。

その時得た豆知識ですが、コウモリと言う名前は「かはほり(=皮堀り)」から来ている様です。

不気味な印象もありますが、僕が見たコウモリは可愛らしかったです。